頭皮はひどく汚染されている

頭皮はひどい複合汚染にさらされている

毎日のシャンプーが危ない

シャンプー

髪をきれいにするため毎日しているシャンプーが危ない。

髪をきれいに見せるためのリンスやトリートメントがアブナイ。

スタイルを作るスタイリング剤がアブナイ。

いままでしていたことが薄毛・細毛の原因になっているとしたら、どのようなケアをしたらいいのでしょうか。
髪を豊にたもつには、ヘアケアについて考えなおす必要があります。


頭皮の育毛環境を悪化させている要因

頭皮

1.毎日のシャンプー 
感触を優先させたシャンプーで、状態や症状にあわない使い方をしていませんか?

2.リンス、トリートメント
目的や症状、体質にあっていないトリートメントは毛も細くなり、
毛質も悪くします。

3.スタイリング剤
髪の表面だけをよく見せ、実際の髪質が悪くなり育毛環境を悪化させます。 

4.皮脂を除去しすぎる 洗いすぎる
防御力が低下して頭皮の育毛環境が悪化します。常在菌の異常繁殖など。

5.カラー、パーマ、縮毛矯正
薬液、界面活性剤などによる頭皮・毛穴へのダメージ、毛の寿命が短くなります。


複数ある原因で薄毛は進行している

カラーがきっかけになり薄毛がはじまることもありますが、薄毛の原因はカラーだけでなく最低でも6つ以上の原因が複雑に絡み合って発症し進行しています。

カウンセリング

複数の原因が長い期間かけてゆっくり薄毛・細毛を進行させるのに対し、カラーは頭皮や毛穴に強いダメージを与えて進行を早めてしまいます。

だからわたしは、カラーの前に頭皮の状態などをよくチェックして、状態の悪いときはカラーを中止するか、事前の頭皮ケアをしてからカラーするようにしています。

頭皮が弱っているほどカラーのダメージは頭皮に大きな影響をおよぼし、後遺症も長い期間残りやすく回復も遅くなります。


他にもたくさんある薄毛の原因

女性の薄毛

薄毛になったのは「結果」であり、その原因は広く、その人の生活環境、仕事の内容、食事の傾向、人間関係、衣服、などいろいろな要因が関係しておこっています。
つまり薄毛・細毛は生活習慣症候群の1つともいえます。

Kさんの場合

貧血気味、冷房の強い職場、座ったままの事務仕事、同僚と意見が合わないストレス、外食が多い、風呂はシャワーですませる、冷えのぼせの体質、アトピー体質、ダイエットしている。

これだけのマイナス要因がすこしずつ影響しあって育毛環境を低下させています。その上にカラーやパーマなどの強いダメージが加わって発症することが多く、進行を早めています。
だから本人は「カラーで薄毛になった」と思い込んでいます。


洗い流せない残留成分

頭皮や髪の表面に付着している汚れや化粧品の成分は、水やシャンプーである程度は洗い流せます。

しかし、頭皮や毛穴の中、髪の中に浸透した成分は、残留して細胞にダメージを与え、長い期間をかけて細胞を弱らせていきます。
その結果、毛は細くなり、毛の寿命を短くし、やがて本数が減り薄毛になっていきます。

シャンプーの廃液

シャンプーの泡がなくなったらすすぎができたと錯覚している人がたくさんいらっしゃいます。しかし傷んだ髪や荒れた頭皮、毛穴の中にシャンプーの成分が残留して育毛環境を悪化させていきます。

髪に使うヘアケア商品の場合「髪にはいいけれど、頭皮にはマイナス」という成分が多く配合されています。それらが育毛環境を悪化させているのは事実です。
薄毛・細毛が心配な人は、感触を優先させる配合成分が多い商品は遠慮した方がいいのです。


感触を優先させた商品はなるべく使わない

施術

「感触もいいし頭皮にもいい」成分はそれほど多くありません。
あるにはありますが「すごく高価」なので、高い商品になってしまうため数多くは売れません。
売れないからメーカーも作りません。

消費者が「感触、使い心地」で商品を選ぶため、メーカーは感触を優先させた商品をつくることになります。

健康な頭皮、薄毛になりにくい体質の人は、じぶんの好みの商品を使ってもいいのですが、薄毛・細毛が気になるとか薄毛・細毛を改善したい人は、感触より「頭皮の育毛環境を改善する」ことを優先させた商品」を使うようにしたい。

たとえばトリートメントをすこしガマンして使わないようにすれば、髪は1ヶ月に約1cmずつよくなっていき、薄毛・細毛の改善速度も速くなります。

髪の専門家、客の髪の健康を護らなければならない私たち理・美容師は、頭皮や髪の生育にいいヘアケア商品を使ってお客様の髪を護りたい。


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