薄毛・細毛を早く治したい気持ちはじゅうぶんわかります。
しかし「結果」を出すためには「シャンプーして育毛剤を使えばいい」とか「どんな薄毛・細毛でもこの育毛剤を使えばよくなる」なんてムシのいいことなんてあるはずがありません。
結果を出すためには何をすればよいのでしょうか。
そして何が必要なのでしょうか。
このことを理解して育毛を始めなければ途中で挫折したり、効果がないとあきらめたり他の方法を見つけるためにいろいろ苦労することになります。
薄毛・細毛の症状は「慢性的な症状」で、原因は1つや2つではなく最低でも6つ以上が複雑に絡み合っておこり、進行していきます。
したがって「育毛剤で毛を育てる」だけでは育毛は成功しません。
下記の項目をチェックし整え改善する必要があるのです。
毛穴も萎縮してきている。
血管も少なくなってきている。
血管が硬くなっている。
血液が粘つき流れにくくなっている。
血に勢いがない。
古血が滞っている。
頭皮が緊張している。
頭皮がむくんでいる。
頭皮がやせている。
炎症がある。毛穴の内部まで炎症がある。
不全角化、皮ふの亢進。
気・血・水の滞り。
体の冷え。冷えのぼせ。
なので「結果」を出すためには「原因」をチェックして、手当を組み立てるひつようがあります。
育毛はビルの建築に似ています。
基礎工事をして、1階ずつ仕上げていき完成させます。
まず基礎工事。つまり「育毛手当をする前の段階」
おとろえた頭皮や毛穴を回復させる基礎手当から始めます。
基礎工事は「頭皮回復」で炎症や頭皮の緊張を改善、毛穴の内部の炎症や角化を改善してから、やっと育毛の手当に移る。
この期間がしんぼうできない人は、育毛には成功しません。
表面には髪も生えています。
頭皮もそれほど炎症などはなく、手当をすればすぐ炎症は改善します。
しかし毛穴の中は「すごい荒れ肌状態」になっているケースが多い。
左の写真のように毛根に角化した細胞が付着していたり、剥離した内根鞘皮が付着している広汎性脱毛の抜け毛が見られましたら、まず「頭皮回復、毛穴の内部の回復」から始めましょう。
毛穴の中の改善は時間がかかり、表面は治っているように見えても中は治っていませんので、しばらく頭皮回復の手当は続けてから「育毛の段階」に移ることです。