「頭皮や髪のことを考えたら理・美容室にも行きたくない」
「家でなんとか治したい」
このような相談をよく受けます。
毎日鏡を見るたびに憂うつになり、ひきこもり傾向になる人もたくさんいらっしゃいます。
くよくよ悩むより思いきってご来店下さい。
状態を見て、家庭でのシャンプー法などを細かくアドバイスいたします。女性の場合はシャンプーを替えるだけでも髪がしっかりしてボリュームが出てきた人もいらっしゃいます。
だいじょうぶ。
すこしの間しんぼうして続けていれば、女性の薄毛・細毛は次第によくなってきます。
鏡を見て、「まだ髪はあるし、髪で隠せるので」と楽観的に考える人がたくさんいらっしゃいます。
しかし、写真で上から撮影するとほとんどの人が「声も出ないくらい」驚きます。
周りの人にはこのように見られていたのだ、と。
しかし毛穴の内部や毛を作る組織は見た目よりもずっと進行していますよ。
だから早めのケアがひつようなのです。
前述のように、見た目より毛穴の内部、毛を作る組織はもっと進行しています。
やがて今生えている毛は抜け、その毛穴から次に生えてくる毛は「もっと細く、もっと寿命が短い毛」で生えてくるのです。
その中には「境界線を越えて」しまい、元の太く長い毛には育たない軟毛化した毛(うぶ毛)になるケースもあり、そうなると手当をしても回復は難しいのです。
だから「次の毛が今生えている毛よりも太く寿命の長い毛に育つ」ような手当を、少しでも早くしなければならないのです。
薄毛・細毛で悩み努力して手当でよくなった人たちは、薄毛・細毛の苦労がよくわかります。
周りの薄毛・細毛の人にアドバイスしてあげたいのですが、声をかけるのがためらわれるそうです。
美容師のわたしでも、お客様に声をかけアドバイスするのにためらうケースが多く、細心の注意を払ってアドバイスしてきました。
しかし、いまは「薄毛・細毛の予防や改善は美容師の義務」と考えて、予防のたいせつさ、手当に使う商品の選び方、効果的な使い方、手当の方法などを来店されたお客様全員に「その人に必要なアドバイス」をしております。
予防は治療の1/10の労力と費用、それに時間で済むので、症状がでるより前の段階、「兆候」の段階で注意信号を出して予防してもらっています。