育毛のために「効果の高い育毛剤や商品」を必至になって探し求めている人たちは多い。
しかし、こうした人のほとんどは残念な結果に終わっているのが現実です。
なぜなら「手当をする→毛が生えてくる」といったかんたんな手当でよくなるはずがないから。
髪を回復させるということがどのようなことなのか?
それを知らないで、「この商品を使えば毛は生えてくる」ということしか考えない育毛や、商品の効果だけに頼る育毛は失敗率が高い。
毛を生やす、回復させるのは最終結果であって、それまでにどのようなことをしなければならないかを知らなければ、髪は回復しないし豊かに保てません。
何度も書きますが、シャンプーの主剤である界面活性剤は洗浄作用だけでなく、浸透作用、殺菌作用があります。そのため、
細胞内へ浸透し細胞を弱らせる作用も持っています。
とくにアレルギー体質の人、防御力が低下している女性がその影響を受けやすいため、「シャンプーによる女性の薄毛・細毛」が激増しています。
感触のいいシャンプーほど髪や頭皮に残留しやすい。そのため頭皮の育毛環境を悪化させやすく、頭皮の老化を加速させています。 (髪に残るように作られているシャンプー)
だから薄毛・細毛が気になる人は「シャンプーを感触や好みで選ぶのではなく、じぶんの頭皮にダメージを与えないシャンプー」「毎日シャンプーしても頭皮にマイナスとならないシャンプー」を選び、じぶんの頭皮に適した洗い方をマスターしましょう。
わたしは「お客様に適したシャンプー法をアドバイス」していますが、シャンプーだけで薄毛・細毛が改善された女性は多いので、自信を持ってシャンプー法をアドバイスしています。
頭骨の上に数ミリの頭皮が覆っており、頭骨の縫合・噛み合わせがずれたり、頭皮の緊張、頭皮がやせる、気・血・水の乱れ、といった原因で頭皮の育毛環境はすぐに悪化します。
悪化した環境の頭皮からは太く寿命の長い毛が育ちにくくなり、毛根は細く、髪質は悪くなります。そして傷みやすい毛しか生えなくなります。
たった10日間ほど入院した人、7日間ほどダイエットしただけで毛根が細くなった人、髪質も驚くほど悪くなっている例は 、毛髪が環境に左右されやすいことを示しています。
つまり、毛髪は「環境の変化を真っ先に受ける」ということです。
耳の両横(側頭部)に手のひらを当て、ゆっくりと持ち上げてみましょう。
動きにくいなら頭皮が緊張しており、それが続くことで頭皮は老化していきます。
次に指先で「側頭部、後頭部、頭頂部、前額部」を軽く押さえるようにして感触を見ましょう。
頭骨にゴツンと当たり、やせて弾力がない感触の部位は要注意。
薄い頭皮にも筋肉はあるし、髪の1本1本にも立毛筋があり、それが緊張したりやせることで頭皮の育毛環境は悪化していきます。
わたしは環境をよくするための頭皮マッサージをアドバイスしています。